作ったSS一覧 ・ 更新履歴 ・ 知人等リンク ・ イラスト  ・ くま日記 ・ くまさんのティールーム(雑談)
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
[--/--/-- --:--] スポンサー広告 | @
夫「ホワイトデーなので報復します」 嫁「くっ…殺せえええ!」

SS速報VIPにて 酉無しで掲載。
本編掲載後に、下にSSの説明などを少し書きます。




夫「ホワイトデーなので報復します」 嫁「くっ…殺せえええ!」

1: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:20:45.35 ID:dxuyvgwf0



*バレンタインの翌日。夫の職場


後輩「……で、うちの奥さんがですね、バレンタインだからって、なんか音楽家みたいな名前のケーキ作ってくれたんですよー」テレテレ

夫「あー、後輩クンとこって新婚だっけ?」

後輩「いえいえ! でも、もう結婚してから二年も経つのに、うちの奥さんってばまだ恋人気分抜けなくてー」

先輩「いいねー。うちはもう13年だ。バレンタインは市販ケーキだったなー。しかも息子と共用」

後輩「あはは、奥さんを子供に取られちゃいましたかー」

先輩「まあバレンタインの夜、夕飯のビールにプレモル出てきて最高だったけどな!」

夫「へぇ、晩酌好きなBさんのこと、よくわかってる奥さんじゃないですかー」

先輩「どうだかなぁ」ハハッ

後輩「照れちゃってー。あ、夫さんはどうでしたー?」

夫「え、あ、俺? あー……」



2: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:21:55.50 ID:dxuyvgwf0



先輩「夫君のとこって、結婚して5年くらいだっけ?」ニコニコ

夫「ええ、そうですね」


後輩「確かお子さんはいないんでしたよねー」

夫「うん。共働きだし、あんまり子供は考えてなくてさ」


後輩「そこは家庭それぞれですしー。でもあれですよね、夫さんの奥さん、キャリアウーマンぽくてかっこいいですよねぇ」

夫「……そうかなぁ? まあ、確かに仕事バカだよ」


後輩「そんな人がくれるバレンタインチョコかぁ…… わかった! デパ地下のブランドチョコ! どう、あたりました?」

夫「あははは、どんなイメージなんだよ」

後輩「えー。違いました? もしかして意外や意外に、手作りケーキとか……?」

夫「それはお前んとこの若奥さんだろーが。フツーだよ、フツー」アハハ


後輩「なんか誤魔化してませんかぁー?」ブー

夫「あははは…」










3: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:22:29.18 ID:dxuyvgwf0



*夜・自宅


夫「なあ、ちょっと聞いてくれ。そこのパっと見でお洒落そうなキャリア系の嫁よ」

嫁「は? 何いってんの?」カタカタ…

夫「今日、俺は正直者になれなかった…。あんなに純粋無垢な後輩の目を見つめることが出来なかった…。俺は屈辱的な思いを味わったよ…っ」

嫁「は…? ちょっと、いきなり何? 私が今、何やってんのか見えない?」カタカタ…

夫「プレゼン資料作りだろ?」

嫁「正解 」チュ


夫「………」

嫁「……」カタカタ


夫「いやいやまてまて、それで誤魔化した気になるなよ」

嫁「もー、なんなのよ? なんの話?」

夫「バレンタインの話」








4: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:23:06.67 ID:dxuyvgwf0



嫁「……バレンタインなら終わったよね?」

夫「うん。嫁、チョコくれたよね」

嫁「あげたね」


夫「何くれたか覚えてる?」

嫁「箱買いのブラックサンダーよ」

夫「正解」チュ

嫁「ん。じゃあそういうことで」


夫「…………」

嫁「……」カタカタ









5: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:23:41.13 ID:dxuyvgwf0



夫「って、ちがあああああう!!!」ムキー!

嫁「うるっさい!! 何! これ明日使うの! 話す時間つくりたいなら手作って!」

夫「わかったよ!! でも嫁、終わってすぐ疲れたーって、風呂入って爆睡すんなよ!」

嫁「うっ」ギク

夫「……ちゃんと時間、作れよ?」ジー

嫁「わ、わかったわよ」タジタジ


夫「………貸して。そっちグラフにすんでしょ。数字うちこんどく」

嫁「ありがと。あとついでにここらへんの参照資料の出典、打っといて。コピペするから」

夫「あいよ」


嫁「……」カタカタ

夫「……」カタカタ



このあと、
話とか出来ないまま、酒飲んで仕事終わりで乾杯して、めちゃくちゃ爆睡した。










6: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:24:25.78 ID:dxuyvgwf0




*そして……3週間後。


後輩「来週は、ホワイトデーですねぇ。先輩は何するんですかー?」

先輩「ホワイトデーねぇ。俺みたいな年代には無縁だし、何もしないねぇ」ハハッ

後輩「え? しないんですか? 僕は奥さんに、プレゼントを考えてるんですけどー」

先輩「……まあ、なんつーか。来週はあれだ。家族で日帰り温泉いくし」

夫「ははは。先輩って相変わらず、恥ずかしがりですよねぇ」

先輩「ばっ、日帰り温泉は、その… ホワイトデーとか関係ねえし!」アワワ


後輩「くすくす。……あ、じゃあそういう夫さんは、どうするんですか?」

夫「あー。まあ貰ったし、返すくらいはしようかな。…でもなんも決めてないや」

後輩「僕は、春モノのシャツとかどうかなぁって考えてて……あ、そだ。夫さん、一緒に駅前デパートで探しません?」

先輩「お前は女子か」

夫「あはは。一人で行って、ちゃんと選んでやってこいよー」



夫(駅前かぁ…ふむ。でもまあ、俺も見に行ってみるかな)










7: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:24:58.24 ID:dxuyvgwf0



*で…… 夜。仕事上がり、駅前


夫(プレゼント、ねえ)テクテク…

夫(箱買いのブラックサンダーに見合ったお返しってどんなんだよ……はぁ)

夫(駅前デパートふらふらしても、なんも思いつかねぇな)キョロキョロ…


夫(春物のシャツ、ねぇ……でもウチの嫁の場合 年中、仕事柄でシャツ着てるしな)

夫(つかぶっちゃけ、パソコン用のモニターとかが一番喜びそうだし)


『やった! 二画面で確認しながら作業できるとか、処理速度的に超ラク!!』


夫(あ、簡単に想像つくわ。誕生日はモニターで決まりだな…。新婚気分とかイチャラブとか今更ないわー)ハァ


夫(って。でもまあ、一応やってくれたバレンタインなんだ。ホワイトデーもどうにかしないとな……)テクテク…








8: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:25:27.38 ID:dxuyvgwf0



夫(ん、看板……ホワイトデーフェア…か)

夫(何の店だろ。まあいいや、広告デザイン的に、嫁が好きそう。行って見よっと)タッタッタ


……イラッシャイマセー


夫(ってココかよ!!!!)


夫(くっ…うっかり迷い込むと一発死のダンジョンだった!!)

夫(ちっ。選びなおさなきゃ……ん? 待てよ?)


夫(…………)


夫(…………ま、いっか。箱買いブラックサンダーのお返しだし)

夫(ククク……嫁も『ホワイトデーに何もらった?』って聞かれて沈黙するがよい!!!フハハハハ!)









9: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:26:26.46 ID:dxuyvgwf0



*で。帰宅。


夫「ハイ」ガサッ


嫁「……何コレ?」

夫「ホワイトデーのプレゼント」

嫁「え? ホワイトデー、来週だよね?」

夫「ブラックサンダーを、前日に、しかも買ったビニール袋のまま渡してきた嫁だし、いいかなって」

嫁「ん。まあそだね。今更こういうの気取ってもねぇ。でもわざわざありがとね。……って、あれ?」

夫「何?」


嫁「ちょっと、夫くん。これ……この袋。どうしたのよ」

夫「買ってきた。だからもちろん、買った店の包装だよ」

嫁「ば、バカじゃないの? ここ行ったの?」

夫「正解」チュ

嫁「うわー」








10: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:27:00.57 ID:dxuyvgwf0



夫「あ、この店、嫁の好みじゃなかった?」

嫁「ううん、好きは好き。でもきっと普段使いはできないよ。ここのデザイン、すごいファンシーなんだ」

夫「まあいいじゃん。仕事用のは足りてるんでしょ? 休みの日にでも使いなよ」

嫁「うん、そーする。ありがとね」


夫「今日はまだ仕事やってんの?」

嫁「うん。まあもーすぐ終わるけど。あ、じゃぁ、ちょっとやっちゃうね」

夫「じゃ、これは部屋に置いとくね。居間に置いとくよーなもんじゃないし」ガサ

嫁「はーい」カタカタ…









11: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:28:03.51 ID:dxuyvgwf0



*で。それからおよそ一週間後…ホワイトデー、当日。


嫁「……」カタカタ


夫「ただいまー」ガチャ

嫁「あ、おかえり」ガタ

夫「仕事してたんだ。いいよ、続けて」

嫁「ありがとー」

夫「ん、スーツのままってことは、風呂もまだ?」

嫁「正解」チュ


夫「んじゃお湯入れてくる。先入っちゃっていい?」

嫁「いーよー。コレ終わらせちゃいたいしー」カタカタ…

夫「ん。がんばれー」



夫(さて、と………)クルッ…










12: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:29:27.14 ID:dxuyvgwf0



夫「風呂出たよ」ホカホカ

嫁「んー。こっちも終わったー」ノビー


夫「入って来ちゃいなよ、今なら浴室もあったまってる」

嫁「ありがと。でも片付けもまだなんだよねぇ」


夫「台所?」

嫁「いや、洗濯物」

夫「やっとくよ。タオルも出しとくからそのまま入っておいで」


嫁「んー? 夫くんサービスいいね? なんか企んでる?」

夫「正解」チュ

嫁「あ。台所にワイン発見。早くこれ飲みたくてサービスいいのか。なら甘えちゃお」クスクス

夫「いてらー」フリフリ


夫「……………」フリフリ


夫「……………ふっ」ニヤリ タッタッタ









13: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:30:58.92 ID:dxuyvgwf0



夫「タオルと……これこれ。ふっ。袋も開けてないあたり、予想通りだ」ガサゴソ


夫「ククク…… どうせこんなのに興味なんかないだろうとわかってたさ! モニターのが喜ぶだろうしね! そういう嫁だよね!」

夫「そして今! 嫁はワインだけ持って帰ってきた俺に油断している!! 前もって仕込まれたメインにも気付かずにね!!」クックック…



夫(~~~♪)ガサゴソガサゴソ…



夫「んー。一仕事(?)終えた後のワイン、美味しいなあ。洗濯物も意外とすぐ片付いたしー」


ドア バターーーン!!


夫「お。風呂でたか」








14: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:31:27.12 ID:dxuyvgwf0



嫁「~~~ちょっと!! 夫くん!!」

夫「ん? 何?」ニヤニヤ

嫁「何、じゃないよ!! あれは何!!」

夫「こないだあげた、下着にきまってるでしょ」

嫁「なっ!? き、き、きれるわけないでしょ!? あんなやつ!」

夫「なんで?」

嫁「恥ずかしい!!」


夫「……バスタオル一枚で仁王立ちして怒鳴る嫁が、恥ずかしいとか…」フッ

嫁「うっさい! あたしのパンツ持ってきて!」

夫「だから浴室に置いといたじゃん? ちゃんと一式」

嫁「そ、そうじゃなくて! いつものやつ!!」

夫「やだ」プーイ








15: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:32:23.57 ID:dxuyvgwf0



嫁「~~っ! もーいい自分で取ってくる!!」


ガシ


夫「やだ。着てよアレ。せっかくあげたのに、封も開けてなかったでしょう。ホワイトデーだよ? 好意を無碍にする気?」ジッ


嫁「そっ、それは悪かったけど…っ。 でもこれは絶対、ただの好意じゃないでしょーが!」

夫「正解」チュ


夫「…正解だけどー、あれ着てこないと許さなーいっ」アハハ

嫁「は、はぁ!?」

夫「今の俺はさ、アレを装備してこないと進めない系の、クエスト用NPCだと思ってー」アハハ

嫁「あいかわらず、ゲーム好きだね夫くん…」








16: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:32:56.40 ID:dxuyvgwf0



嫁「~~って、あっ!? ワインもう開けてる!?」

夫「おかげさまでご機嫌さんですよ」ニコニコ

嫁「くっ。酒に飲まれた夫くんは意地っ張りで、どうせ話なんか聞いてくれない……!」

夫「正解」チュ


嫁「~~~す、す、すぐ脱ぐからね!! 一瞬だけみせてあげるけど、すぐ着替えるから! それで満足!?」

夫「見てみないことにはなんとも」シラッ

嫁「~~っ」


夫「早く着ておいでよ。タオル一枚じゃ風邪ひくよ?」

嫁「こんのクソバカ夫がぁぁぁ!!!!」ダダダッ


夫(ったく。ちょっと派手な下着くらいで、いまさらそんなハズかしがらんでも)ゴクゴク








17: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:33:57.81 ID:dxuyvgwf0



*……で。


カタン……


夫「? 嫁?」


嫁「………き、着たけどさぁ」コソコソ

夫「何してんの? みーせーて?」

嫁「………夫くん、本当に何考えてんの…?」

夫「いや、まあ、特に何も……ネタ?」

嫁「ネタでこんなの買ってくる精神がオカシイでしょ…」ハァ

夫「いいから早く見せてよ」


ソロ……


嫁「~~~~ぅぅっ」カァァァ

夫(……うっわ。“ちょっと派手”とかじゃなかった。くっそエロ…)








18: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:34:27.92 ID:dxuyvgwf0



嫁「こ、こここ、これでいいでしょ! じゃあ私、部屋行くからねっ!!」ダッ…

夫「あ、待って」ガシッ

嫁「!」

夫「せっかくだし、よく見せて」

嫁「~~~~はぁっ!?」


夫「……うわー…」ジロジロ…

嫁「~~~~ちょっっ」


夫「すげ…。こんなのAVとかにしか、ない衣装だと思ってた。リアルで見たことないわ」ジー…

嫁「~~~~~~~~いい、見なくていいっ! 永遠にっ!」


夫「……嫁」キッ

嫁「なっ、何よ」タジッ



夫「おまえ今、とんでもなくヤバいエロさの下着つけてんな」キッパリ

嫁「くっ、殺せええええええ!!!!」








19: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:37:25.62 ID:dxuyvgwf0



夫「はっはっは。やだなあ、もう俺たち、結構して5年だよ? ましてやその前に同棲4年してんだよ? 夏なんか下着姿で歩いてるじゃん、嫁」

嫁「そ、そ、それとこれとは…」

夫「……何? 意識してんの?」ニヤニヤ

嫁「ばっ」

夫「じゃあ別にいいじゃん。恥ずかしがるなって」アハハ

嫁「よ、よくないっ!!」

夫「なんだよーやっぱ意識してんの? 今更? 慣れ親しんだ夫に下着姿見られて恥ずかしいんだ? へー? 乙女だねー」ニヤーリ

嫁「べっ、べつにそんなんじゃないってば!!」


夫「じゃあいいよね。キャミソールみたいなのあるし、暖房はいってるし」ニコッ

嫁「キャ、キャミじゃない! こんなのキャミじゃない!!」

夫「キャミソールじゃないの? それ何?」

嫁「え、なんだろ…スリップ…? ベビードールってやつかな… って! 知らないで買ってきたの?!」


夫「そちら、とびきりエロいの一式を頼んで用意してもらった、店員さんのお勧め装備品ですっ」グッ

嫁「店員クソだしノリノリだな!!!」







20: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:38:08.33 ID:dxuyvgwf0



夫「まあまあ。グラス持ってきなよ。ワイン飲もう? 出てくるの待ってたし、実は殆ど呑んでないんだよ」

嫁「~~~っ、わ、わかったわよ!! 私がコレ着て気にしてるうちはどうせ笑うんでしょ! もう開き直ってやる!」クルッ、スタスタ

夫(あ)


嫁「――はい! グラス、持ってきた!」フンッ! ドン!


夫「………」

嫁「? ど、どしたの?」

夫「あのさ、嫁」

嫁「…な、何よ」


夫「その、ベビードール?とかってやつ。 後ろ姿もヤバいエロいんだね」キッパリ

嫁「~~~~っあんたさっきから、語彙力ってもんが死んでるよ!」ゲシッ








21: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:39:59.82 ID:dxuyvgwf0



夫「いやーうん。エロい。というわけでちょっともっかい、後ろ向いて」

嫁「や、やだ! 誰がそんなん言われて向くのよ!」


夫「だめ、向いて。恥ずかしいのは開き直ったんでしょ?」

嫁「~~~~~~わかったわよっ」クルッ


夫「うわ。パンツの後ろ、布面積とか皆無だ」ジッ

嫁「えっ、まっ、コレ後ろどうなってるの!?」


夫「お尻見るの久しぶりー」ムニムニ

嫁「ちょっ、やだ。ばかじゃないの、ばかじゃないの、あんたばかなんじゃないのっっっ!?!?」

夫「正解」チュ…… 


チュ。


嫁「―――っむ、ぐっ、んー…っ!!」


夫「………」グイ

嫁「っ!」








22: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:40:51.36 ID:dxuyvgwf0



嫁の腕を後ろから引き、膝に乗せた。
太ももに感じる、レース越しの尻の 柔らかな肉感。体温。

今更だろうに、何故かやたらと恥らって抵抗してくる手足。
俺の拘束に、目を潤ませるほど悔しそうな顔をして。
睨みつけてくるくせに、耳まで真っ赤に染まっていて。

キスするだけで、軽く触れるだけで、
妙に警戒して身体を強ばらせて。

どちらにしろ透けてて丸見えなベビードールの裾を
一生懸命に掴んで捲れないよう引っ張り続けていて………
そのせいで、俺の手遊びへの抵抗もぎこちなくて。

気が強くて、可愛げのないはずの嫁が、バカみたいに可愛く見えた。








23: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:42:01.83 ID:dxuyvgwf0



嫁「っ、ん、ぅ。…はぁ」

夫「………うーん」


嫁「もう…何やってんのよ、バカぁ」

夫「うむ…。これはあれだな。俺の負けだな」

嫁「は……? 何が…?」


夫「いやね、バレンタインでちょっと屈辱を味わったから、嫁にも同じ思いを味わわせてやろーと思ったんだけどさ?」

嫁「思ったから、何だってのよ……」


夫「まさか、自分が嫁に萌えるとは思わなかった。致命的な作戦ミスでした」

嫁「はぁっ!?!?」マッカ


夫「負けたが…… いい戦いだった。うん」ウンウン

嫁「ばっかじゃ…… っ! ん、んむぅっ…っ」

夫「………」ギュ…


嫁「んん、んー……っ」

嫁「ぷは……は、ぁ…」










24: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:44:31.42 ID:dxuyvgwf0



夫「……うむ」

嫁「な、なんなのあんたは。もういい加減に…」


夫「よし。もう一勝負しよう。イイよね?」キリッ


嫁「ばかばかばかばか話を聞け!! てゆーか何の勝負なのコレ!!」

夫「……え、うん。なんだろ?」


嫁「なんだろって、夫くん…」

夫「こういうのなんていうのだろうね? 誘惑ごっこ? エロ勝負??」

嫁「あ、そっか。見るからに“勝負下着”ってやつだもんねコレ。なんかしら勝負するモンなんだろうね」フム


夫「でしょ?」

嫁「うん」コクン


夫「………」ニヤニヤ

嫁「はっ」








25: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:45:28.72 ID:dxuyvgwf0



夫「よーし、では戦ってもらおう! 装備品は『えっちな下着』!!」

嫁「ああもうゲーム脳め!! じゃああんたは何を装備するってい………」

夫「ひ、ひのきの棒……かな」ハハッ


ひのきの棒<やぁ


嫁「…………」

夫「…………」


嫁「ばかだ… 私はなんでこんな低脳なバカに見事捕まったんだ……!」ガックリ

夫「まぁまぁ。嫁ちゃんならキャラ的には“姫騎士”が似合うし。つか、くっ殺とか言ってるし。むしろ低脳に捕まってナンボでしょ」グイッ

嫁「ちょっ、まっ…」


夫「いやもう本当可愛い。エロい。たまんない。惚れ直した。つか何もしてないのにもう限界。でもまだ見てたい。今日はめちゃくちゃいろんな体勢してもらう。決めた」

嫁「~~~~っ!?!?!?!?」マッカッカ








26: 以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします 2016/03/05(土) 01:46:46.84 ID:dxuyvgwf0



夫「チャラララー! オークが現れた!! 姫騎士は逃げられない!」ドーン!

嫁「! ぼうぎょ!! 」グッ!

夫「オークの連続攻撃!」ギュッ! モニュ!

嫁「きゃぁぁぁぁっ!?///」ビクッ!



というわけで。同棲3年、結婚5年目。
イチャラブとかマンネリとかですら、もう無いと思ってた俺達は
まるで新婚のバカップルさながらに……



このあとめちゃくちゃセッ(ry


――――――――――――
おわり
みなさま、ホワイトデー、お楽しみください。






明るい話を書こう、と決めて書いた。
キャラやストーリーなどもなるべく今までにない雰囲気を、と
男女モノ現代イチャラブ季節作品を選びました。

某所で姫騎士×ホワイトデーというので思いついたSS。
某所コメントで「本編はどこ」って言われましたが、本編とかないwww
スポンサーサイト
[2016/03/06 15:22] SS置場(一覧よりどうぞ!) | コメント(0) | @
男「愛してた。愛してる。だから、さようなら」
酉無しで、深夜VIPにて掲載。
本編掲載後、下に備考としてSSの説明を少し。




男「愛してた。愛してる。だから、さようなら」

1: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:22:50 ID:0eQ.HRUI


※狂ってます






2: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:24:33 ID:0eQ.HRUI


※薄暗い部屋。

prrrrr...


男「…はい。ああ…。うん。」

男「…またその話?」

男「嫌だって言ってるじゃないか。」


男「…え? …うるさいな! ほっておいてくれよ!」

男「わかってるよ! 大丈夫だから気にしないでくれ!!」


男「…やめろ! そんなことしてみろ!どうなるか…っ」


男「…………っ。」





3: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:25:18 ID:0eQ.HRUI



男「スー…はぁ…。 …やめてくれ。わかってるから…。」

男「…うん。うん。………うん、大丈夫。……またね」


pi.


男「………ああ。ごめん、心配させたかな」ナデナデ

男「大丈夫だよ。君は僕のそばにいてくれていいんだ。」


男「………可愛いね。君は最初からずっと可愛い。」

男「好きだよ。ずっと僕のものでいてね。」


男「…………」


男「やっぱり返事はしてくれないんだね。少し寂しいよ。」

男「いいんだ。……別に、僕は言葉なんか望んで無いから。」


男「……」ナデナデ






5: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:25:52 ID:0eQ.HRUI


※夜


男「今日は……なんだか、疲れたね。もう、寝ようか。」

男「動けないよね。大丈夫だよ。ちゃんと僕が、連れてってあげるから。」

ゴソゴソ…

男「これでいいかな。ほら、布団をかけて…ああ。脚は伸ばして。うん、そう。」



男「おやすみ。愛してる」






6: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:26:22 ID:0eQ.HRUI


※翌日


男「おはよう。今日も可愛いね。」


男「髪を、梳かしてあげよう。」

シュ、シュ…

男「ほら、綺麗になった。今度、花でも買ってこようか。君に似合うよ。」


男「じゃあ、僕は出掛けてくるから。…ちゃんと、待っていてね。」


男「行ってきます。」






7: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:26:52 ID:0eQ.HRUI


※夕方


男「ただいま。」


男「ほら、ちゃんと君のもとに帰ってきたよ。大丈夫。」

男「………」


男「あ。そうだ、暑くなかった? もうそろそろ、春も終わるね。」

男「窓を開けようか。ああ、いい風だ。わかる?」


男「気持ちよさそうだね。気に入ったかな」

男「うん。また窓は開けてあげる。」


男「……少し、寒いかな。っていっても、君にはわからないか。」


男「…………ううん。きっと、わかるよね」






8: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:27:23 ID:0eQ.HRUI


※季節が経過して


男「大型連休か。君はどこかに行きたい?」

男「あはは。うん、君は家の中がいいかもね。」


男「…………」


男「でも、きっと君は海でも山でも川でも…花畑でも星空でも、なんでも似合うよ。」


男「一緒に、見に行きたい。そんな君を、見てみたいんだ。」


男「だから、だから僕ねーー…」


ヒュウウ………


男「あ……風で、髪が。待って。」






9: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:27:59 ID:0eQ.HRUI



パタン

男「……髪が乱れちゃったね。梳かしてあげるから安心してね。」


男「……綺麗だね。やっぱり君はとても可愛い。大好きだよ……」


男「愛してる。」


prrrr


男「っ」ビクッ






10: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:28:31 ID:0eQ.HRUI



男「あ……びっくり、した。電話か。」

男「ごめんね、待ってて。」


男「はい……。え? あ、はい、そうです。いえ……。」

男「…… そうですか。はい。」

男「……わかりました、その……いつまでに……?」


男「……ああ、ええ。わかりました。……はい、…はい。」

男「…はい、すぐにお伺いします……。」


pi.






11: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:29:03 ID:0eQ.HRUI



男「ごめん。急に出かけなくちゃいけなくなったんだ。」

男「あは……いつもの電話じゃなくて安心してる。うん、君にはバレバレだね。」


男「えっと……ここで、待っててね。」

男「……帰ったら、髪を梳かす続きをしてあげるね。そうだ、花も買ってくるよ。」


男「大丈夫。……じゃあ、行ってくるね。」


バタバタ…… ギィ、バタン。






12: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:29:37 ID:0eQ.HRUI


※夜

男「ただいま。今、帰ったよ。お待た……せ……?」


男「………………っ!!」


キョロキョロ


男「待って。何処?」

男「なんで……。 ……っ!!」


男「窓が……。っそうか、僕、鍵を………」



男「嘘だろ……?」






13: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:30:10 ID:0eQ.HRUI



男「花も、買ってきたんだよ……?」

男「帰ったら……髪を梳かす続きをしようって言ったのに。」

男「さっきだって……君と出掛けるために、車の免許を取るために必要だったから行ったのに……。」


男「大丈夫だって………言って聞かせたのに………こんなの……。」

男「どうして………。」


シーン……


男「……僕が遠くに行こうなんて思わなければ………まだ、君といられたのかな」

男「僕がやっぱり何処にも出掛けずに……君とだけ居れば……!」






14: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:31:14 ID:0eQ.HRUI



男「…………っ」グッ


男「スー、はぁ。 ……違う。ごめん。僕のせいだよね。大丈夫。わかってる。それじゃいけないんだ。」


男「………でも……………っ。」


男「……」

男「……何処に行ったのかな……。」


男「ああ、そうか」

男「そうなんですね、ゼペットおじいさん。」

男「貴方と彼が女神様から授かった幸運を、僕たちも貰えたんですね。」


男「だって、彼女は居なくなったんです。」


男「きっと……魔法の力で動き出したんです。それだけ、ですよね?」






15: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:32:21 ID:0eQ.HRUI



男「そっか……うん。なら仕方ない。」


男「女神様の魔法なんて人には言えないから……迎えに行けないよ。」

男「ああ、ごめん………迎えに来て欲しかったのなら……ごめんね…。」


男「…………っ、ごめん……」


男「ごめん……愛していてはいけないと、わかってたんだ。今のは言い訳だ。ごめん。逃げた。」


男「………せめて……素直に、あの電話で言うことを聞いておけば、こんなことには……。」ギリ…


男「スー、はぁ。………違う…そうじゃない。大丈夫…考えるな……。」






16: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:33:26 ID:0eQ.HRUI



男「ああ……そうだ。まずは部屋を、片付けなくちゃ。」


男「…………………通帳まで、持ってったのか。」

男「……足跡。大きな、足跡」


男「………っ」グッ…


男「……彼女は魔法の力で本物になって、出て行ったんだ。そうだろう。そのはずだ。そう、僕たちは幸運を授かっただけ。」

男「そうだ、彼女は自分で出て行ったんだ。 ただ、僕が彼女にフラれただけの話なんだ。大丈夫……」






17: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:34:43 ID:0eQ.HRUI


男「大丈夫…大丈夫…大丈夫…。」

男「……」グッ


男「~~~っ気にするな! 大丈夫だ! 」

男「違う……違う、違う、違う!!」

男「大丈夫なんだ!! ◯◯◯てなんかいない!! ◯◯◯たりしない!! そうだろう! 大丈夫だ!!」


男「…………」はっ






18: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:38:06 ID:0eQ.HRUI



男「…………僕……何、言ってるんだろう。」


男「………泥だらけの部屋を見れば、一目瞭然だよね。 泥棒だ。彼女は盗まれたんだ…。」

男「…いっそ、妹の言うとおり。預けてしまえば…よかったのかな…」


男「そうすれば…彼女は…。 少なくとも、今頃、ひどい、目、に…は…・・・ っぐ」


うえっ、げぇっ! げぇっ!!


男「はぁ… はぁ・・・っ」


男「だめだ…。 いや、最初からだめだった」

男「家族の説得すら聞かずに、強情にこんな生活を何年も……どっちみち、続くわけなかったんだ。」






19: 以下、名無しが深夜にお送りします 2016/03/03(木) 19:40:26 ID:0eQ.HRUI



男「だけど……愛してしまったんだっ! 自分でも、どうしていいのか…っ!」

男「……………っ」


男「だめだ……君が居ないのが、辛くて……っ」

男「君の今の現状を……考えたりするのでさえ……耐えられない……っ」


……スッ、カチャカチャ……


男「………愛してたよ。愛してるよ。」


男「……………うん。大丈夫。僕ならもうすぐ、楽になる」


男「ああ。君といられた日々は、幸せだったな…。」


ザク。


※おわり



20 :以下、名無しが深夜にお送りします:2016/03/03(木) 22:20:38 ID:0eQ.HRUI

SS宝庫さんでもうまとめてもらってた。
コメ4であっさりと”君”の正体を見抜いてもらえて嬉しい。


21 :ID:0eQ.HRUI:2016/03/04(金) 01:12:00 ID:OpwGvllI

嬉しい。
宝庫のコメ8もその通りです。

なのでレス1で書いたのは男のことです。
注意書きとして曖昧ですみません。



参照:SS宝庫のコメント


4. 暇つぶしにきたななしさん
2016年03月03日 21:51
一番しっくりくるのは人形を好きになった人じゃないの?

8. 全部俺
2016年03月04日 00:18
愛していた人形を盗まれて自殺したんだろ。多分








以下、Twitterに記入したSSの説明です。

描写ゼロで書いたSS。内容は陰鬱。
年末にドールクラスタの友人にドールを推されて、
池袋volksまで見に行ったものの、あまりに可愛すぎて買うのをやめた理由です

……こんな未来が見えた。


描写長いって言われたので、
実験的に全描写をカットして、説明口調もなるべく省きました。

でもきっちりこれが「ドール」だと当ててきた宝庫の読者さんはすごいですね……。
確かにコレで分かってしまうなら、描写なんていらないんじゃね……?

※ちなみにドールを確定させる要素としては、
「ゼペットおじいさんと彼」というセリフです。
彼ってのはもちろんピノキオ、ゼペットさんはピノキオの作り手のおじいさんの名前です。


以上、説明ばかりで失礼しました。
[2016/03/06 15:16] SS置場(一覧よりどうぞ!) | コメント(0) | @
| ホーム |
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
11